
・FPは意味ない資格なの?
・仕事に活かしたいけど実際はどう?
・3級だけでは不十分?
私は今年の5月末から勉強をはじめ、9月のFP3級試験に無事合格しました。
FP試験の受験を機に新たな知識が増えたことで、個人的には取得する意味は十分あったと思っています。
とはいえ悲しいことに、こんなことを言われている現状も。
- FPは意味ない、役に立たない
- FPにメリットなし
- 誰でも取れる資格でしょ?
若干マイナスな印象が目立ちがちなFPの資格ですが、実際はそんなことはありません。



勉強は大変だったけど、結果的には取得して良かった!
こちらの記事では、なぜ意味ない資格と言われがちなのか?どんなメリットがあるのか?など簡潔にまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
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FPは意味ない資格と言われがちな5つの理由


「FPは意味ない!」などと揶揄されることも多いのですが、なぜそんなことを言われてしまうのか?
まずは、その5つの理由を紹介いたします。
①独占業務がない
まず資格を取るとき皆さんどのように考えますか?
- 「この資格をとれば〇〇の業務ができる!」
- 「この仕事をしたいから〇〇の資格が必要!」
- 「この資格をとってステップアップを目指して転職するぞ!」



こんなふうに思うから資格を目指すんだよね!
法律関係なら弁護士や司法書士、税務関係なら税理士など、その資格がないとできない仕事は割と世の中に多くあります。
このようなことを独占業務というのですが、FPには独占業務と呼ばれるものがありません。
また、無資格でもFPとして活躍したところで処罰されるわけではないのです。
このため、転職や就職の際、自分をアピールする切り札としては残念ながらインパクトは薄いでしょう。
とはいえ、金融関係で働いている方や他の資格とのダブルライセンスを目指す方にとっては、補助的な意味合いでアピールポイントになるかもしれません。
一応FP資格は、みなさんが良く知っている資格の1つでもありますので。
②専門性に乏しい
FPは6つからのから成り立っています。
- ライフプランニングと資金計画:社会保険、年金、保険、教育ローンなど
- リスクマネジメント:生命保険、損害保険(火災・地震・傷害・自動車)など
- 金融資産運用:預貯金、株式・債権・投資信託の運用知識など
- タックスプランニング:所得税、法人税、消費税など
- 不動産:不動産取引、建築基準法、住宅・宅地に関する知識など
- 相続・事業継承:贈与税、相続税、事業継承など
気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、それぞれの分野でスペシャリストは既に存在しています。
例えばこんな感じです!
- リスクマネジメント→社会保険労務士
- タックスプランニング→税理士
- 相続・事業継承→税理士、行政書士
そのためお金の知識について全体的に網羅できるものの、専門性と問われると微妙かもしれません。
③FP取得者が増え希少性が薄れている
最近は投資人気とともに、FPの勉強をはじめてみようと思う方も多いようです。
実際に試験を受けに行ったときは、年齢層も幅広く私のような主婦もたくさん来ていました。
そのため2級以上のホルダーも多く、一昔前より希少性が薄れているのが現状です。
SNSなどを見てても、プロフィール欄にFP2級と書いている方が増えてきましたもんね。



でも2級以上を持っていると、金融ライターやブログ執筆などに活かせるので可能性が広がるよ!
④FPに定期的に相談する文化がない
アメリカでは医者や弁護士と肩を並べるほど、FPの社会的地位は高く評価されています。
なぜなら病気や事故などトラブルにあった時に、医者や弁護士に相談するのと同様に「大切なお金のことも専門家に相談しよう」という文化が普通にあるため。
専属のFPに相談しコミュニケーションを図ることは日常的なものとなっています。
その結果、日本に比べフリーのFPとして活躍する方も多く存在しているわけです。
日本でのFPの存在は?
以前よりも知名度は格段に上がってきています。
しかし残念ながら、日本ではお金の勉強をしている方も圧倒的に少ない上に「FPに相談」という文化が定着していないのが現状です。
⑤転職する際にもインパクトは低め
転職する際「何か資格でも取ろうかな」と思うのであれば、FPはインパクト低めです。
そもそも会社内で活かせる資格ではないからです。
金融業界であれば、多少なりとも考慮されるかもしれませんが「FP持ってるから採用しよう」とはならないはず。
やはり独占業務がないFPは、資格を持っていても持っていなくても関係ないかもしれませんね。
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FPをとる3つのメリット
FPは意味ないと言われがちな理由で、散々ディスられたFPですがメリットもありますよ。



私はFPの勉強と通して、複雑な国の仕組みや制度について知ることができました。
①お金の教養が身につく
メリットの第1位は「お金の教養が身につくこと」です。
日本人は貯金が大好き!その理由は大人になるまで、お金の勉強はほとんどしてきていないから。
逆に海外では資産運用は割とスタンダードで、若いうちから投資をしている方も多くいます。
老後2000万円問題や投資ブームのせいか、来年度から高校でやっと投資信託の授業が始まることが決定しましたね。



確か家庭科だったよね?



家庭科っていうのは少し不思議な気もするけど…
何はともあれ、若いうちから知っていたほうが絶対にいいからね!
以前は稼いで貯金することばかり考えていましたが、それだけではいけないことに気が付きました。
FPの勉強をすると、自分のキャッシュフローを分析した後こんなことがはじめられます。
- ライフプランの見直し
- 住宅ローンの見直し
- 固定費の見直し
- 資産運用の開始
これらの見直しなどを行うことにより、今よりも確実にゆとりが生まれますよ。
また、お金の心配から少しずつ解放されるような気もしています。
②自分に必要な制度を知ることができる
国の制度について知ることは、みなさんが今後の人生を歩む上でも大切なことです。
中には複雑なものや、知らない(申請しないと)と恩恵を受けられないものもあります。



税金取るときは早く催促するくせに、もらうときは申請しないとくれないんだよね!!



そうなんだよ…だから国の制度について知ることは大切だよね。
全部を細かく知る必要はないけど、いざというときに「こんな制度あったはず!」と調べて恩恵を受けられたら良くないですか?
特に税金や不動産、相続関係は複雑なので知っているとよいことがたくさんありますよ。
③他の資格と合わせて役立たせることができる
すでにコアになる資格をお持ちの方でしたら、FPと組み合わせてアピールすることで更に仕事の幅が広がるでしょう。
いわゆる仕業と言われる方との相性が良いFP、割とダブルライセンス・トリプルライセンスをお持ちの方も多くみられます。
- 税理士+FP
- 行政書士+FP
- 社会保険労務士+FP
など、他の方との差別化を図るための手段の1つとしてFPはおすすめです。
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残念ながら3級は「自分の知識」を増やすだけのもの


FP3級は仕事に直結した資格というよりも、一般教養的な位置づけのように感じます。
そのため3級を取得したからと言って、履歴書に書いてアピールできるような資格ではありません。
転職や就職のアピールという意味で最強の資格!
- TOEIC
- 簿記
とはいえ、今までお金の流れや税金の仕組みなど全く知らなかった方にとっては良い勉強になりますよ。



FP3級に関しては、このくらいの感じで認識して受けるといいんじゃないかな。
とりあえず3級をやってみて、もっと深堀したい方は2級を目指してみるのも良いでしょう。
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まとめ:仕事として活かしたいなら2級以上を目指しましょう
FP3級に関して言えることは、仕事としてではなく自分の教養を高めるための資格であるということ。
また他の資格とのダブルライセンスを狙う必要もあると感じました。
とはいえ3級には日本人全員が勉強しても良いと思うくらい、お金や税金の基礎知識が含まれています。
最近では老後や教育問題が取り沙汰されていますが、これは故に日本人がお金の勉強を全くしてこなかったことも原因の1つではないでしょうか。
もし興味があるのなら、3級くらいは狙ってもいいかもしれませんよ。