
・FP3級の難易度はどのくらい?
・簡単と言われてるけど独学で大丈夫?
・勉強時間や勉強方法を知りたいな
幅広い世代に人気の資格「ファイナンシャルプランナー(FP)」、3級に関しては、お金の勉強をしたい方の登竜門としては最適な資格です。



先日の試験で3級に無事合格しました!
ネット上では「簡単すぎ!」と言われる3級ですが、個人的な感想としては決して簡単ではなく難易度は意外にも高め。
とはいえ、きちんと対策すれば確実に合格を狙える資格でもああります。
本記事ではFP3級の難易度から、実際に行った勉強時間や方法まですべて公開いたします。
興味のある方は最後まで一読ください。それではどうぞ!
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FP3級|合格率から見る難易度
FP試験には1~3級まであり年3回(1、5、9月)の試験が実施されます。
中でも3級の合格率は80%以上を推移しているため、国家試験の中でも比較的合格しやすい資格です。
だからと言って簡単というわけではなく、それなりに勉強は必要です。



FP3級は簡単と思われがちなのが残念…決してそんなことはないよ



甘く見てると痛い目にあう試験だよね!
FPの試験は「金財(きんざい)」と「日本FP協会」があり、学科は同じですが実技が違います。
少々ややこしいですが、受ける前にどちらにするのか決めてから公式HPから申し込み可能しましょう。
なぜなら実技だけの合格率を比較すると、圧倒的に「日本FP協会」の方が高いからです。
データでもわかるように、あえて合格率の低い「きんざい」を選ぶ理由はありません。
せっかく受けるなら合格したいですもんね!
それぞれの実技の合格率
- きんざい:個人資産相談業務(59.63%)、保険顧客資産業務(47.76%)
- 日本FP協会:資産設計提案業務(76.65%)
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FP3級は簡単すぎ?実際はそこそこ難しい4つの理由


FP3級ですが巷では「簡単すぎ」とか言われているようですが、そこそこ難しく実際はしっかり勉強しないと合格できません。
私自身が難しいと感じた4つの理由は以下のとおりです。
①試験範囲が広く、幅広い知識が必要
FP試験は試験範囲が広いため、それぞれの分野で幅広い知識が求められます。
ざっくりですが、各科目とその内容は以下のとおりです。
- ライフプランニングと資金計画:社会保険、年金、保険、教育ローンなど
- リスクマネジメント:生命保険、損害保険(火災・地震・傷害・自動車)など
- 金融資産運用:預貯金、株式・債権・投資信託の運用知識など
- タックスプランニング:所得税、法人税、消費税など
- 不動産:不動産取引、建築基準法、住宅・宅地に関する知識など
- 相続・事業継承:贈与税、相続税、事業継承など
各科目の中で細分化されているので、進めていくうちに途中で頭の中が混乱してしまいました。
「国の仕組みって複雑にできてるんだな」と改めて実感。



ちなみに私は不動産と相続・事業継承が苦手でした…
②難しい用語が多く覚えにくい
普段聞きなれないような、難しい用語が多く出てきます。



6つの係数、PER、PBR、ROE、配当利回り、配当性向など…とにかく覚えにくい!
FP試験への近道は、どれだけたくさん暗記できるかにかかっています。
膨大な試験範囲のため覚えることも多いので、暗記が苦手な方は少々つらいかもしれませんね。
③制度による計算式・数字の違いに混乱する
微妙に違う数字に混乱します。難しい用語と同様に数字にも悩まされました。
例えば固定資産税の課税標準の部分とか…
- 小規模住宅用地(200㎡以下の部分):課税標準×1/6×1.4%
- 一般住宅用地(200㎡以下の部分):課税標準×1/3×1.4%
新築住宅の税額軽減特例とか…
住宅を新築した場合、一定の条件を満たしたときは新築後3年間または5年間、120㎡までの部分について税額が1/2に軽減される。
税額軽減とか嬉しいですけど、、、なんかすごく覚えずらくないですか?



その時は覚えたつもりでも、数日後にすでに忘れてるとか普通にありましたからね(-_-;)
④筆記・実技ともに両方合格しなければならない
FPの試験は筆記と実技に分かれていて、両方とも60%以上の正解率で合格しなければなりません。
- 筆記:〇×式(60問)、3択式(30問)
- 実技:日本FP協会→3択(20問)/きんざい→3択(15問)
筆記と実技は内容的には同じなのですが、出題形式が微妙に違うところが難点です。
また実技は問題数が少ないため、配点が大きいので小さなミスが致命傷になりかねません。
このことから、筆記と実技の両方に万全な対策が必要となってきます。
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FP3級|独学で合格するなら勉強時間は80~150時間


一般的にFP3級に合格するための勉強時間は80~150時間と言われています。
ただ80時間と150時間って、倍近く違うので人それぞれですが…。
テキストを見ればわかると思いますが、かなり分厚くボリューム満点です。
その膨大な量を、試験日へ向けどのように進めていくか計画する必要があります。
FP試験は4カ月ごとにあるので、不安な方は4ヶ月みっちり勉強時間を確保することをおすすめします。



ちなみに私のような45歳以上で覚えが悪い、パート主婦の場合はこんな感じで進めました!
- 5月末から毎日15~20Pずつテキストを読む(1~2H/日)
- 7月半ばから問題集開始!(1~2H/日)
- 8月後半からスキマ時間も活用して過去問解きまくる(2H~/日)
※8月後半までは毎日はしていません。週5日くらいだったかな?
「1週間で合格した!」「過去問だけやれば合格できる!」などという方に比べれば、結構やったほうではないでしょうか。
適当に受けて、その場しのぎの合格にしたくなかったので勉強時間は150時間以上だったかもしれません。



試験から帰ってきて自己採点したら筆記53点(88.3%)、実技18点(90%)でした!
自分的には、筆記がもう少し取れてても良かったかなという感じですかね。
過去問にはない問題もあったので、そこを落としてしまったなという印象です。
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FP3級|実際に独学で合格した勉強方法を紹介


では実際に私がFP3級に合格するまでに行った勉強方法をご紹介します。基本的には以下の3ステップです。
まずはテキストを読み込みましょう。
はじめて聞く用語も多く、難しく感じるかもしれませんが頑張ってください。
問題集でわからなかったら、その都度調べ直してください。
とにかく、繰り返すことが大切!
私のように中年にもなると記憶力も低下し、覚えるまでに時間がかかります。
若い頃はきっと半分の時間でできたかもしれませんが、、、悲しいけど現実は違います。



「自分がこんなにも覚えられなかったのか」と落ち込むこともあったよ



まずは今の自分を受け入れて地道にやるだけだね
数をこなせば徐々に覚えることはできます。
シンプルな勉強法ですが、時間をあけず短いスパンでサクサク繰り返すことで長期記憶への第一歩。
とにかく、地道に積み重ねていくことを心がけましょう。
FP3級|おすすめの教材とサイト


こちらでは私が実際に独学で使用した教材やサイトをご紹介します。
①みんなが欲しかった!FPの教科書3級
テキストは、FP教材の中でも超有名な「みんなが欲しかった!FPの教科書3級
こちらはカラーで見やすく、各セクションごとに問題が組み込まれ効率的に勉強ができる仕様になっています。
またスマホ学習用ダウンロードページなどもあり、スキマ時間での勉強も可能です。
②みんなが欲しかった!FPの問題集3級
問題集も教科書と同じシリーズ「みんなが欲しかった!FPの問題集3級
こちらは科目ごとに実際に出題された問題と、本試験問題1回分が収載されています。
回答ページには補足説明はもちろん、セクションごとの重要事項も丁寧にまとめられています。
実際テキストだけでは忘れていた部分を、こちらの問題集の回答ページで改めて勉強しなおした部分も結構ありました。
また実技にも対応しているので、まずはこの1冊からはじめるのがおすすめ!
③FP3級ドットコム 過去問道場
外出時など、スキマ時間を利用して「FP3級ドットコム 過去問道場」も活用しました。
なかなかのボリュームですが、解いて解いて解きまくると出題傾向なども分析できます。
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まとめ|FP3級の難易度は意外と高め!勉強時間をしっかり確保して適切な対策を!
FP3級は決して簡単ではなく、お金の勉強を初めてする方にとっては難易度は意外と高めです。
ただしっかりと勉強さえすれば、確実に合格は狙えます。
そのため試験日から逆算し、しっかり勉強時間を確保することが大切です。
「簡単すぎ」を鵜吞みにすると、痛い目にあいますよ。
実際に私は「簡単すぎ」と甘く見て、テキストを読んだ瞬間「これはマズイな」と思いましたから。
最初は覚えられなく、つらい時期を過ごすかもしれません。
とはいえ、勉強が習慣化してくると脳も慣れてきます!
FP3級合格を目指している方、こちらの記事が少しでも参考になれれば幸いです。