
・大人バレエの発表会どんな感じ?
・初心者だけど発表会は出れるの?
・バレエの発表会って大変?
バレエを習っていると、発表会は避けては通れない一大イベント。
バレエの発表会は、ズバリ一言でいうと「かなり大変だし、お金もかかる」です!!



全て払い終わった今は、いろいろと複雑です…
出たら出たで楽しいんですけどね。
ただ、それだけでは済まされないのかなと・・・庶民の私にとって発表会はとても大きな出費でした。
こちらの記事では大人バレエを始めて1年の私が、実際に発表会を経験して感じたことを正直にまとめていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
発表会に参加するにはとにかくお金がかかる


冒頭でも述べたように、発表会に参加するということは大きな出費が伴います。
私の場合ですが、ざっくりですが12~3万円くらいはかかりました。



ひぇ~、そんなにかかるの!!



参加費用の他にも、ちょこちょこかかるんで、、、
バレエの発表会費内訳はこちら!
- 発表会の参加費用:10万
- リハーサル費用:約1万(3回分)
- 消耗品代:約1万
- DVD・写真代:約5千円
①発表会の参加費用10万
まずは参加費用。最初に提示された金額は8~10万円。
前期・後期に分けてのお支払いでしたが、最初の提示金額通り10万でおさまりました。
習い事の発表会と言えばピアノくらいしか経験していませんが、それと比べても破格の値段設定。



大規模な舞台づくり、豪華な衣装だから仕方ないけどね…
大人だから演目も少ないし、衣装も1着なので10万でOKでしたが、、、
これが演目も多く、衣装の数も多い子供だったら?当然10万では納まりませんね。
②リハーサル費用:1万以上
発表会へ向け、通常のレッスン以外に生徒全員参加のリハーサルが何度かあります。
こちらは合計(5~6回)で、1万円くらいでした。
やはり舞台で踊るからには本番で使用する舞台と同じ広さで合わせないと、正確な距離や位置関係などがわかりません。
そのため発表会が近づくにつれリハーサルをするわけですが、こちらの参加費も別途お支払いすることになります。



1回分は数千円だけど、後で算出してみると結局1万円くらい払ってた~
「塵も積もれば山となる」で、1回分は数千円でしたが最終的には1万円以上のお支払いになりました。
③消耗品代:1万円以上
バレエの発表会に参加するためには、消耗品の購入が必須となります。
新しくバレエタイツを揃えたり、メイク用品の購入など細かいものがたくさん!以下が実際に購入したものです。
私が購入したものはこちら!
- ボディファンデーション
- ステージショーツ(アンダーショーツ)
- バレエタイツ
- バレエシューズ
- ステージファンデーション(ドーラン)
- アイライナー
その他には、シニヨンにするためのスプレーやワックス、ネットやUピンなども購入しました。
なんだかんだで1万円以上のお支払いでした…。



とにかく準備するものが多く、荷物もすごいのですよ、、、
発表会に参加するメリット
お金のかかるバレエの発表会ですが、メリットもたくさんあります!
①参加メンバーとの交流が図れる
1つの作品を作り上げる発表会に参加することで、他の生徒さん達と交流を図ることができます。
通常のレッスンだけだと少し話す程度でしょうか…?
しかし発表会の練習では、お互いの立ち位置や振付けを確認したりなど、必然的に話す機会が増えてくるので自然と仲良くなれるのです。



自分ができないことで、ほかの方に迷惑がかかるから私自身も振付を一生懸命覚えましたよ!
発表会までの数カ月間は、お互いを褒めちぎり、励ましあい、助け合いながら頑張りました。
大人になってからは、このような機会ってあまりないので貴重な時間だと思います。
②自分の成長を感じることができる
発表会に出ることによって、自分の成長を大きく感じることができました。
最初はバレエ用語もわからず、正しい立ち振る舞いもできませんでした。
こんな本も買って勉強しましたよ!
「通常レッスン+発表会の練習」の繰り返しで、体のや頭の向き、関節の使い方など細かいところを徹底的に指導されます。
全くの初心者から始めた私でしたが、今ではそれなりにバレエの形になっているのではないでしょうか(笑)
③日々の生活の中で夢中になれるものができる
大人になってから夢中になれるものって、なかなか見つかりませんよね。
子持ちの主婦ならなおさら、自分のことは後回しになりがち。



私も一応は主婦の端くれですが、家族以外の場で自分だけのことに夢中になれる機会って本当に今までなかった…
夢中になれることで活力がみなぎるというか、平凡な生活にメリハリができて充実感が増しました。
④舞台づくりという貴重な体験ができる
今まで舞台は見る側だけしか経験したことがありませんが、作り手側になったことで舞台づくりの大変さがわかりました。
まさに多くの方の協力があってこそ、はじめて舞台演出が可能なんだと。
普段の生活では決して見ることのできない部分なので、貴重な体験ができたと思っています。
⑤体型維持が必須!ダイエット効果も期待できる
衣装の採寸が終了したら、体型維持が必須です。
太りたくない!という思いから、少しですがダイエット効果も期待できます。
本番までは数カ月あるので、毎日体重を計り変動しないように気をつけました。
衣装は通常よりも太って見える(?)ので、あえて体重を絞ってくるかたもいるようです。
発表会に参加するデメリット
発表会に出るメリットとは反して、残念ながらデメリットだと感じた部分もあります。
正直な感想を紹介していきますね。
①とにかくお金がかかる!
デメリット第1位は「とにかくお金がかかる!」でしょう。
金額の内訳は冒頭でもご紹介したとおり。なかなかの金額ですよね、、、
- 自分だけのために、こんなにお金使っていいの?
- まだ子どもにお金かかる時期なのに…
- これ以上の金額かかりませんように…
初発表会への楽しみとは裏腹に、心ののどこかで罪悪感のような何とも言えない気持ちになったのは事実です。
②精神的なストレスが半端ない!
想像を絶する精神的なストレスが半端ないです!
今までこんなことあったかな?というほどでした。
- 振付けを覚えなければならない
- 本番までに太ってはいけない
- 発表会までの準備が大変



特に振付けに関しては、1人だけ違う動きをしたら相当恥ずかしいので何度も動画を見て覚えました!
生徒さんの中には、当日栄養ドリンク数本飲んで挑んでいる方もいましたよ。
その度合いは人それぞれですが、確実に言えることは生徒全員がかなりのストレスを感じていたということ。
とにかく全て終わるまで、気持ち的にも落ち着かない状態なのです。
③スケジュールの調整が大変!
本番へ向けてのリハーサルなどのスケジュール調整が結構大変です!



パートの私でも調整したので、フルタイムの方は大変だったんじゃないかな?
リハーサルの中でも「今回は絶対に出て!」というものもあるので、皆さん有休や早退を使いながら参加していました。
私はリハーサル参加しないと不安だったので、できるだけ参加するようにしましたが。
また平日に組まれていることもあったので、パート時間の調整なども何回か行いました。
④好きな髪型にできない!
皆さんご存じのとおり、バレエの髪型はおでこ全開のシニヨンですよね…。
そのため短くても肩につく程度まで伸ばさなければなりません。
これが結構大変だと感じました。
というのは、40代半ばも過ぎると白髪も出始めたり、人によっては薄毛で悩んだりなどヘアトラブルと抱えている方が多いのです。



私も40代に入ってからはロングは厳しいと感じていて、長くても肩より少し下くらいまでしか伸ばせない…
髪の毛が長いと肩こりもひどいし、発表会終わって早くサッパリ切りたい!と思っていました。
実際に発表会が終わってはじめてのレッスンに来た生徒さんの多くは、短めにカットしていましたよ。
ちなみに私は肌と髪の毛のために、甘酒を愛飲しています!


⑤当日は長丁場!心身ともに疲れる・・・
本番当日は1日がかりです!
開演は17:00からでしたが、朝9時過ぎには楽屋入りを済ませリハーサルなどを行っていきます。
衣装を汚してはいけないので、自分たちの出番が終わり楽屋へ戻るたびにレオタードなどに着替え、呼ばれたら衣装を着るの繰り返し。
本番はこの流れを何回やったかわからないくらいです…。



「衣装→レオタード」最低5~6回くらいはやってたんじゃない?
朝来るときに太陽の光を浴びて、帰りはすでに真っ暗(21:30くらいだったかな?)で外に一歩の出ずに1日が終わりました。
家についたら荷物の整理などで、結局寝たのは12時過ぎだったような。
その後2~3日は疲れが取れませんでした。



前の週からの度重なるリハーサルと練習で、発表会終わっても疲れが残ります!
まとめ:発表会に参加することには大きな意義はあるけど・・・
私はバレエの発表会に参加することで、大きな成長を感じることができました。
大人になってから新しい目標に向け、真剣に取り組む機会ってそうそうないと思うのですよ。
なので、結果的には「発表会に参加して良かった!でも次回は辞退したいな・・・」というのが率直な感想です。
なぜなら振付を覚えることはもちろん、本番までのスケジュール調整も大変ですし、何よりストレスが半端ないのです。
その上、発表会費用が高いとなると考えてしまいますよね。
「そんな気持ちなら、バレエ辞めれば?」と思われる方もいるかもしれませんが、私がバレエをはじめた目的は発表会で踊ることではありません。
体を動かしたい!筋肉をつけたい!何か趣味を持ちたい!
そんな気持ちからはじめたので、あまり発表会にこだわっていないというのが本音。
でも次回まで、まだまだ時間があるから気持ちも変わるかな?どうだろう・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。